ギタリストの皆さん、手指の筋力強化に特化したトレーニングツール「フィンガーパワー」についてご存知ですか?
この記事では、「フィンガーパワー ギタリスト」と検索している方向けに、手指の筋力を強化、それも伸筋群の強化に特化したトレーニングツールであるフィンガーパワーの特徴、メリットを分かりやすく解説しています。
ギタリストの演奏能力向上に役立つフィンガーパワーを使って、指の力とコントロールを効果的に鍛えましょう。
目次
フィンガーパワーとは?
フィンガーパワーとは、ギタリストにとって重要な、手指の筋力を鍛えることができるトレーニングツールです。

この小さな器具は、手指の筋力を強化し、ギター演奏に必要な細かな動きをサポートします。指にはめるだけで、手首周りや腕の筋肉を効果的に鍛えることができるため、ギタリストにとっては理想的なトレーニング方法と言えるでしょう。
フィンガーパワーの基本機能
フィンガーパワーは、指を広げる動作を通じて筋トレを実現する器具です。フィンガーパワーのコーン指穴を、それぞれの指に装着することで、手首や腕の筋肉をピンポイントで鍛えることが可能になります。軽量かつコンパクトな設計なので、いつでもどこでも手軽にトレーニングを行うことができます。
ギタリスト向けの利点
フィンガーパワーは、ギタリストにとって多くの利点を提供します。このトレーニング器具の使用は、ギター演奏に必要な指の力とコントロールを向上させ、特に複雑なコードや速弾きなど高度な技術を要する演奏を容易にします。
指の独立性とコントロール~伸筋群の強化とは
指の独立性とコントロールについて、ここではクロマチックスケールでの練習を例にしてみます。
ギターでのクロマチックスケールの練習とは、クロマチックスケール(半音階)を使った練習のことを指します。クロマチックスケールは、隣接するすべての音(半音)を含むスケールで、ギターのフレットボード上で隣り合うフレットを順に弾くこと(ピックで演奏する)になります。
クロマチックスケールでは、すべての指を均等に使う必要があります。この時に初心者にとっては、特にプリングを使った下降フレーズで、左手の小指や薬指を正確に動かすのが難しい練習となります。
指を開く時と握る時で使う筋肉は違う~伸筋群の強化
この器具はピンポイントで腕周りの筋肉を鍛えるメカニズムを備えており、必要な筋肉群に集中して効果的なトレーニングが可能です。
そして、なぜ下降フレーズでの左手の小指と薬指の練習が難しいかというと、指を開くときと握るときで使われる筋肉は異なるからです。指を開く動作は「伸展」と呼ばれ、主に手の甲側に位置する筋肉、特に伸筋群によって行われます。これに対して、指を握る動作は「屈曲」と呼ばれ、手のひら側に位置する筋肉、特に屈筋群によって行われます。

指の伸展(開く動作)には、主に手の甲側にある伸筋が関与します。これらの筋肉は手首や指の関節を伸ばす役割を持っています。
指の屈曲(握る動作)には、手のひら側にある屈筋が関与します。これらの筋肉は手首や指の関節を曲げる役割を持っており、握る力を発揮します。
これらの筋肉群は連携して動作し、手指の細かな動きを可能にしていますが、日常生活において負荷がかかった状態で手を開く動作(=伸筋群を使う動作)は意外とないのです。
なのでプリングを使った下降フレーズは、フィンガーパワーによって指を開く動作である伸筋群を鍛えることができるのです。
他のトレーニングツールとの比較
フィンガーパワーは他のトレーニングツールと比較して、特にギタリストのニーズに特化しています。他のトレーニングツールでは、このようなピンポイントでの筋肉強化は難しいため、フィンガーパワーはギタリストにとって有効な選択肢となります。
指をピンポイントで鍛える器具にバリグリップという商品があります。この器具はフィンガーパワーとは逆に手を握り込む動作を鍛える器具となります。
しかし、バリグリップは握り込む力である屈筋力を鍛える器具となるのです。ここがフィンガーパワーと似て非なるところなんです。ギターにおいて押さえ込む押弦と、手を開く離弦とでは使う筋肉が違うのです。
フィンガーパワーの使用時間
このフィンガーパワーの使用時間ですが、一般的には1日30秒から1分程度を、1日3セットから5セットを目安に使用するとよいでしょう。
負荷がかかった状態で指を開くといった動作は日常生活で行うことはありません。なので軽度な負荷であっても継続してトレーニングをすることが重要なことになります。
日常生活でのトレーニング
日常生活の中で、例えばテレビを見ながらや仕事の休憩時間にもフィンガーパワーは手軽に使えます。なので場所を選ばずに使えるフィンガーパワーは伸筋軍の強化に大変役に立ちます。
①負荷設定について
フィンガーパワーのトレーニングにおいて、筋肉に適度な刺激を与えることができる適切な負荷を選ぶことで、筋力の向上につながります。しかし負荷が低すぎる場合でも継続してトレーニングすることにより、十分な効果が得られます。
なので無理をせずに負荷設定を行いましょう。
②負荷設定について
フィンガーパワーの負荷設定では、6.6LB、8.8LB、11LB、13LB、17LB、21LBといった異なる負荷レベルがあります。LBとはポンドを指す記号です。1LB(1ポンド)=約0.454キロなので最小負荷の6.6LBは約3.0kg、最大負荷の21LBが約9.5kgとなります。
フィンガーパワーの負荷レベルは使用者の握力に応じて選ぶことができます。例えば、強い握力を持つ人なら、21LBの負荷レベルが適しているでしょう。
6.6LB | スプーンを握る時の握力 |
8.8LB | コップを握る |
11.0LB | 缶のプルトップを開ける |
13.0LB | ペットボトルの蓋を開ける |
17.0LB | 固くしまった瓶の蓋を開ける |
21.0LB | スポーツでラケットやバットを振る時 |
上記の例は個人差があるため、あくまで目安程度と考えて下さい。
フィンガーパワーにおける効果
次にフィンガーパワーを使ったギタリストの感想としては、以下のようなものがあります。
- 今まで弾けなかったフレーズが弾けるようになった
- 演奏が楽になった
- 音色が変わった
フィンガーパワーを使ったギタリストの技術向上において、一番見逃せないのは伸筋群を集中的にトレーニングすることで、指の筋肉が強化され、その結果、ギターの演奏時に離弦が容易になったことです。
フィンガーパワーのトレーニングは、毎日行うことが理想で、特に第四指(薬指)と第五指小指の伸筋群に注目し、ギターのフレットを押さえる動作を繰り返し行いましょう。また、親指の位置を適切に保ちながらフレット操作のトレーニングを行うことで、より効率的に伸筋群を含めた筋力を高めることができます。
このトレーニングを続けることで、ギタリストはフレット操作時の離弦が楽になり、フィンガリングの正確性が向上します。特に速いテンポの曲や、複雑なフレーズを含む楽曲において、このトレーニングの効果は顕著に表れます。
このように、フィンガーパワーのトレーニングは、ギタリストの演奏技術を高める上で重要な要素であり、持続的な練習を通じて、より高度なギター演奏を実現することができます。
購入前の注意点
指先装着と使用感
このフィンガーパワーは、それぞれのコーン指穴を指の先端に装着して使用します。しかし、装着する指穴が大きめに設計されているため、使用中にズレが生じることがあり、これが使用感に影響を及ぼす可能性があります。そのため、装着方法には特に注意を払う必要があるでしょう。
また、指に一本ずつ装着する必要があるため、装着の手間がユーザーにとっての継続使用の障害となることがあります。特に、この手間を面倒と感じるユーザーもいるため、使い勝手には改善の余地があるかもしれません。
まとめ
フィンガーパワーの利点がわかっていただけたでしょうか?
フィンガーパワーでのトレーニングにより、ギタリストは離弦の容易さとフィンガリングの速度を大幅に向上させることができます。この訓練は、複雑な楽曲の演奏に必要な精度と速度を提供し、演奏技術の全般的な向上に寄与します。皆さんもフィンガーパワーを使っての伸筋軍の強化をお試し下さい!
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